ノートルダム大聖堂が火事!パリの歴史的建造物はの復旧は?聖堂内の美術品(特に中世のステンドグラスの完全再現・復元)の今後はどうなるのか

今日の朝、ツイッターでノートルダム大聖堂の
尖塔部分が焼け落ちる光景をみて
通勤中の電車の中でぼーぜんとしました。

ノートルダム大聖堂の火事は、
15日月曜日の夜に起こった出来事だそうです。
(日本では16日の午前2時前に発生を報じられました。)

尖塔部分が焼け落ち、屋根が崩れ、
ステンドグラスが割れるなど、
大聖堂の大部分が激しく燃え上がりました。

2019年4月21日の日曜日が復活祭で、
その数日前に発生した、
このノートルダム大聖堂の火事は、
多くの人に衝撃を与えた出来事です。

“When the spire fell, the crowd reacted with ‘ohhh’ and ‘ahh,’ but I guess most of them were just shocked silently,” Binétruy said. “It’s awful to see such a symbol disappearing in front of you. It’s been there for so many years and in a few minutes half of it disappeared … crazy. Paris without Notre Dame, madness.”
実際にノートルダム大聖堂の尖塔が倒れた瞬間に立ち会った方のコメント〈CNNより https://edition.cnn.com/2019/04/15/world/notre-dame-cathedral-fire/index.html〉

『尖塔が倒れた瞬間、「おお!」と「ああ!!!」という反応もあったが、ほとんどの人はただ静かにショックを受けながら見守ることしかできなかった。』
『目の前でパリのシンボルが消えるのを見るというこんなひどいことはない。それは何年もの間そこにあったのに、ほんの数分の間に消えた…狂気。ノートルダムのないパリなんて、狂気・・・』

日本の速報では、
改修工事が原因の可能性が高いと
報道されていました。

大聖堂は工事中の為、
足場に囲まれていました。

パリ消防隊長のギャレット氏(Jean-Claude Gallet)によれば、
救急隊への最初の電話で、大聖堂の屋根裏部屋で
火災が発生したと報告されたとのことでした。

この火災に対処するために約400人の
消防士が動員されたそうです。
(フランスの内務省の情報)

この火事が起こった時、パリでは
午後のラッシュアワーの時間でした。

その為、消防車は現場へのアクセスが
とても困難だったとのこと。

警察は消防車が通るエリアを
国民に避けるよう促したそうです。

ギャレット氏によると、
1人の消防士が重傷を負ったそうです。
一刻も早い御快復を祈ります。

幸い早朝までに、貴重な美術品の多くは、
燃えている大聖堂から救助されたそう。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、
「最悪の事態は避けられた」と発表。

フランス内務当局者によって、
15日深夜に、現地で記者団に
「すでに火の勢いは衰えた」と語り、
建物の北塔と南塔は無事だと述べていた。

ノートルダム大聖堂の
主要部分を救った消防士を称賛しました。

“Notre Dame is our history, it’s our literature, it’s our imagery. It’s the place where we live our greatest moments, from wars to pandemics to liberations,” he said.
“This history is ours. And it burns. It burns and I know the sadness so many of our fellow French feel.”

エマニュエル・マクロン大統領のコメント〈CNNより https://edition.cnn.com/2019/04/15/world/notre-dame-cathedral-fire/index.html〉

エマニュエル・マクロン大統領は、
『ノートルダム大聖堂は私たちの歴史であり、私たちの文化だ。
ノートルダムは私たちの心を響かせる(といったような意味だと思う)』

というようにノートルダム大聖堂を表現しました。
この言葉からも、フランス人がとても
ノートルダム大聖堂を大切に思っているということがわかります。


また、エマニュエル・マクロン大統領は、コメントを次のように続けました。
『多くのフランス人が、
私たちの歴史〈ノートルダム大聖堂〉が燃えてしまったことに、
深い悲しみを感じていることを私も知っている。』

エマニュエル・マクロン大統領はこの後、
大聖堂を再建する為、国際的な募金キャンペーンを
開始と国民に約束しました。

ちなみに、ノートルダム大聖堂は国の所有物です。

今回のノートルダム大聖堂の修復も、
国が所有する歴史的建造物として
国が行う事業になります。

今回の火災で焼け落ちた尖塔は、19世紀に入ってから、
建築家のヴィオレ=ル=デュックが、
ノートルダム大聖堂全体の修復とともに建てたものです。

※ 13世紀に建造されたのが実は元の尖塔
劣化が進み、危なくなったので、18世紀の段階で取り壊されたそうです。

19世紀に入って行われた修復作業も、
国家事業として国の予算で行われました。

おそらくこの時に、歴史的建造物の
さまざまなデータは、ある程度
収集していたのではないかと予想されます。

また、2015年に
アンドリュー・タロン(Andrew Tallon)という人物が、
ノートルダム大聖堂の外観・内部の構造をレーザースキャナーで
データ化したという情報もあります。

また、このスキャンデータから
非常に精巧な3Dモデルを
作っていたことにも注目が集まっています。

彼の収集していたデータを活用して、
ノートルダム大聖堂の再建を行うことが出来れば、
以前と変わらぬカタチが復元できるかもしれません。

残念なことに、2018年末に
アンドリュー・タロンさんは死去しています。

そして、3Dモデルを活用して行う建築は
とてもコストがかかるともいわれています。

今後の資金集めに期待しよう。

アンドリュー・タロンさんが使用したレーザーは
“ ライカ・ジオシステム・レーザー”というものだそうです。

レーザーのストロボを、
建物の各所に照射することで、
正確な位置を測定するものです。

ノートルダム大聖堂は、
ただの石造りの建物ではない。
構造がとても複雑な建物です。

全崩壊しなくて本当に良かった。。。。

ノートルダムの火災でバラ窓が爆発したと聞いた時
衝撃を受けた人は多くいると思います。

16日に公開された聖堂内の映像では、
大理石の床の上に屋根が崩落していました。

しかし、石柱の骨格は残り
「バラ窓」と呼ばれるステンドグラス、
祭壇の十字架は焼失を免れました。

パイプオルガンは放水で一部損傷。
絵画は、修復のためルーブル美術館に移送されました。

倒れた尖塔の頂上にあった風見鶏の銅像が
付近で回収された。

美術工芸の世界で、
中世のステンドグラスの完全再現をすることは
難しいというのは有名な話です。

一番大きな理由はステンドグラスの鮮やかな発色にあります。

現在では使用することが出来ない薬品が
使われてるからだというように言われています。

とくに「青」の再現が難しく、
再現するには多くの年月がかかると予想されます。

青は自然界でも貴重な色です。

ノートルダム大聖堂

ゴシック建築1100年(12世紀)中ごろに北フランスで花開き、
ノートルダム大聖堂は精神と希望の象徴として国民に親しまれてきました。

当時の人々にとっては、キリスト教は心のよりどころであり、とても重要な存在でした。

そのキリスト教の実在を示すものとして、
教会の大聖堂は素晴らしい進化を遂げていきました。

大聖堂そのものが精神と希望の象徴であり、
この大聖堂の多くが燃えてしまったことは本当に悲しいです。

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